reunion

2018.11.03-04 univ.of Tsukuba Arts Festival

reunion-再会

University of Tsukuba
Photo Club @yuki50d / karaage

Contents
風景写真
星空の世界
復刻版 ねこのせかい

国道6号線 江戸川 2011/01/01

数ある写真の種類の中でも、群を抜いて難しいのは風景写真だと思う。

目の前の風景をどう切り取るのか。時間をどのように止めるのか、また流すのか。その風景に生まれる感情をどんな色で表現するのか。

現像を終えるまでは、その瞬間が続くのである。

星空の世界

2015年にEOS 50DからEOS 6D、つまりはイメージセンサーが大きいフルサイズ機に乗り換えてから、星空を撮ることは大きな楽しみの一つとなった。
ノイズが低減され、暗所に強くなったカメラで2016年から2017年にかけて、かなり多くの星空スポットへ遠征した。
街明かりがあっては、星空は綺麗に見えない。雲が出ていても見えない。
ここからお見せするのは、山奥まで車を走らせ、凍える寒さの中で、色々な条件が揃って綺麗に撮影できた写真である。

満天の八方ヶ原大間々台 2016/10/31

ハイキングに来ている人たちが帰っていく。
一方で我々は、明るいうちに、望遠鏡を組み立て、カメラの準備をする。
すこしずつ暗くなっていく。
夕暮れと言える頃でも、いくつか見えている星をなずるだけで、有名な星座は完成する。
空気が冷たくなり、あたりが静寂に包まれると、幾千 もの星々が煌めき始める。

富士の星降る夜 富士山五合目 2017/08/25 2017/08/26

夏といえど、富士山五合目は寒かった。この日は本来、栃木県へ遠征する予定であったが、天気予報は曇り。代替案として茨城県北や千葉県南、群馬県方面などを検討したが、いずれも天気予報は曇り。
しかし、富士山を境目に晴れ予報の地域があることを見つけた我々は、少々強行ではあったが、富士山五合目への遠征を決行した。非常に道のりは長かった。
真っ暗な森のなかの登り坂の先に富士山五合目駐車場はある。完全に夜になってしまっていたため、到着したときには周囲の様子はほぼ分からなかったが、上を見上げると、よく晴れた星空が広がっていた。
夏から秋にかけての星座が輝き、少し冬の星座が見えてくる頃、薄明の時間を迎え、富士山五合目からのご来光となった。
御殿場方面に広がり、朝日に照らされる雲海は、それまでの疲労を忘れるほどに美しいものであった。

ねこのせかい

ねこのせかい

実は2014年頃、ねこのせかいというフォトブックをA5版部数限定で友人に配布したことがある。私の手元にはあいにくデータすら残っていないため、構成は若干違うかもしれないが、今回はその時採録したと思われる写真を大きなA4版でお楽しみいただこう。2014/04/25

作品集

野秋 裕己(筑波大学写真部)